こんにちは、THEケネルズ東京です😆
ここ最近、暑い日が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
夏は連日、体にこたえる暑さが続きますが、実は人間以上に暑さに苦しんでいるのがワンちゃんたちです🐶💦
今回は、愛犬の健康を守るために、ワンちゃんの熱中症について詳しくお伝えしたいと思います。ぜひ最後までご覧いただき、愛犬が安心して夏を過ごせるよう、一緒に対策を考えていきましょう💡
犬の熱中症とは
犬はもともと体温調節が苦手で、暑さに非常に弱い動物です。全身が毛で覆われている上に、汗を分泌する汗腺は足の裏にしかなく、人間のように汗をかいて熱を逃がすことができません🥺
では、犬はどのようにして体温を調節しているのでしょうか?
汗をかく代わりに、犬は口を開けて舌を出し「ハァハァ」と呼吸を繰り返すことで体温を下げているのです👅💦この行動は「パンティング」と呼ばれます。
ですが、気温が高いとパンティングをしても周囲の熱い空気を取り込むことになり、体内の熱をうまく下げることができず、熱中症になってしまうのです😣💦
熱中症は、時に犬の命に関わるとても危険な病気です。
「熱中症」と診断された犬の死亡率は50%から60%に達することもあり、病院に行っても治療が間に合わず、命を落としてしまう子も少なくありません😭
犬が熱中症に陥りやすい状況
外飼い
愛犬を外で飼育している場合は、室内とは異なり、温度や湿度をコントロールするのが難しく、ふく射熱の影響も受けやすいため、熱中症にかかりやすいと言えます🥵
高温多湿の室内
室内が高温多湿な状態になると、熱中症のリスクが高まります!
エアコンを使わなかったり、風通しが悪い状態が続くと、愛犬が十分な体温調節を行うことができず、熱中症になりやすくなります💦
過度な運動
犬も人間と同じく激しい運動をすると体温が上昇しますが、犬は体温調節が得意ではないため、過度な運動は熱中症のリスクを高めてしまいます🙅
炎天下での散歩
炎天下での散歩も危険です。強い日差しの下ではふく射熱の影響を受けやすく、運動による体温上昇も重なって、熱中症のリスクが非常に高まります😣💦
車での外出
車内での犬の留守番は非常に危険です。車内の温度は外気温に比例して急速に上昇し、エアコンが切れてしまった場合、わずか10〜15分で車内は蒸し風呂のような状態になります🚗🔥
たとえ短時間であっても、車内に愛犬を残したままにしないでください。
犬が熱中症になったら
ワンちゃんはだるさや吐き気といった症状を言葉で訴えることができません😟
そのため、飼い主さんが少しでも早く異変に気付いてあげることが重要です!
初期症状
🔵 パンティング
🔵 よだれが増える
🔵 落ち着きがない
🔵 目や歯茎の充血
犬の熱中症の初期症状としては、呼吸が荒く、心拍数も普段より多くなったり、よだれが増えたり、目や歯茎が赤くなることがあります。
これらのサインを見逃さず、速やかに対処することが必要です!
さらに、散歩や運動の後に異常な疲れを見せたり、ふらつくような歩き方をする場合も注意が必要です💦
初期症状がみられた場合は、ただちに体温を下げることが大切です。
愛犬を涼しい場所に移動させ、水道水を使って体を冷やします。
氷水や極端に冷たい水は逆効果ですので使わないでください。
また、保冷剤を使用して首、脇、股などの部位を冷やしましょう。
意識があり自力で飲める場合は、水をあたえましょう🥤
熱中症や脱水の場合、スポーツドリンクを水で2倍に割って飲ませても大丈夫です。
これらの応急処置を行ったら、すぐに病院に連れて行ってください。
重症化すると・・・
🔵 舌や歯ぐきが青白くなる(チアノーゼ)
🔵 下痢や嘔吐
🔵 筋肉が震えている
🔵 意識がなくなる、呼びかけに反応しない
子犬や老犬の場合は、初期症状から5分とかからず重篤状態となるケースがあります😨
熱中症は時間との戦いですので、早期に発見し、迅速に対応することで、愛犬の命を救うことができます。
普段からの愛犬の様子をよく観察して、いつもと違うパンティングの仕方や、元気がなくぐったりしている、食欲が低下しているなどの小さな変化に敏感になることが大切です。
熱中症の予防
エアコンはなるべくつけっぱなしに
夏のお留守番は、特に熱中症のリスクが高まります。
「今日は涼しいから大丈夫だろう」「ワンちゃんしかおうちにいないから」と考えるのは危険です😰気温が低くても湿度が高い場合がありますし、お留守番中にワンちゃんが吠えて体温が上がってしまうこともあります。
たとえ短時間の外出でも、必ずエアコンをつけて出かけましょう!!
エアコンの設定温度は、愛犬が快適に過ごせる温度に調整してください🎐
人が「涼しい!」とかんじるくらいが理想です。(室温は20度前後、湿度は40~60%が目安)
また、エアコンの故障や停電に備えて、冷感マットやファンなどの代替冷却グッズも用意しておくと安心です⭕
もし、サークルやクレートの中でお留守番をしてもらう場合は、涼しい場所に設置し、遮光カーテンやブラインドを使用して直射日光が当たらないように工夫しましょう。
お散歩は涼しい時間帯に
熱中症を防ぐためには、気温が28℃を超える時間帯はお散歩を避けましょう🙅
犬は人間よりも地面に近い位置を歩くため、アスファルトや土の照り返しで体感温度が上昇します。真夏のアスファルトは熱く、肉球のやけどにつながる可能性があるため、特に注意が必要です🥵
愛犬の水分補給を忘れずに
お出かけする際は、愛犬のために冷たいお水を持参しましょう🥤
水をあまり飲みたがらない場合は、水分を摂取できるゼリーや果物などのおやつも準備すると良いでしょう。さらに、クールネックや水をかける霧吹きなども持参しておくと安心です🧊
まとめ
近年、夏は猛暑に見舞われることが増え、季節を問わず急激な気温上昇が起こることもあります🌞🔥
このような状況下で熱中症は深刻な問題となっています。
熱中症は命にかかわる重篤な状態につながることもあり、そのリスクは決して軽視できません。
そのため、日頃からペットの体調管理には細心の注意が必要です😣
もしも愛犬に熱中症の症状が現れた場合は、素早く適切な応急処置を行い、獣医師の診察を受けることが大切です。早めの対処が命を救うことにつながりますので、愛犬の健康を守るためにも、熱中症に対する知識と予防を怠らないよう心がけましょう🐶✨