こんにちは!THE ケネルズ東京です🐶✨
朝晩の空気がひんやりしてきて、秋から冬への移り変わりを感じる季節になりましたね🍂
この時期は、日照時間が短くなり、昼と夜の寒暖差も大きくなるため、体調を崩しやすい時期です。
人と同じように、犬たちもこの気温差や生活リズムの変化に少し戸惑うことがあります。
そんな中でも「最近、うちの子がなんだかぼーっとしている」「呼んでも反応が遅い気がする」——そんな小さな変化を感じることはありませんか?
もしかすると、それは季節のせいだけでなく、認知症の初期サインかもしれません。
犬の認知症は、早く気づいてあげることで進行をゆるやかにできるケースも多くあります。
今回は、飼い主さんが見落としがちな初期症状のサインや、おうちでできるケア方法をまとめました。
愛犬の“いつもと違う”に気づいてあげるきっかけにしてみてくださいね🍀
犬の認知症とは?原因と発症しやすい年齢

「犬の認知症」とは、人間の認知症と同じように脳の老化によって記憶力や判断力が低下し、行動や感情に変化があらわれる状態をいいます。
正式には「認知機能不全症候群(Cognitive Dysfunction Syndrome:CDS)」と呼ばれ、シニア期を迎えた犬に多く見られます。
原因のひとつは、加齢による脳の神経細胞の減少。
さらに、血流の低下や酸化ストレス、生活環境の変化なども影響すると考えられています。
特に夜間の徘徊や昼夜逆転、飼い主の呼びかけに反応しにくくなるなどの症状が見られる場合は注意が必要です💡
発症の目安としては、小型犬で10歳以上・大型犬で8歳以上からリスクが高まるといわれています。
ただし、生活リズムや刺激のある環境で過ごすことで、発症を遅らせることも可能です。
犬も私たちと同じように年齢を重ねて変化していくもの。
“できなくなったこと”よりも、“まだできること”に目を向けてあげることが、愛犬の心を安定させる第一歩になります。
犬の認知症の初期症状チェックリスト

「最近、うちの子がなんだかぼーっとしている…」
そんな小さな変化が、もしかすると認知症のはじまりかもしれません。
犬の認知症は、初期のうちは“老化の一部”と見分けがつきにくいのが特徴です。
だからこそ、日常の中で少しずつ現れるサインを見逃さないことが大切です。 下のリストを参考に、思い当たる行動がないかチェックしてみましょう。
🔵 ぐるぐると同じ場所を歩き続ける
🔵 夜中に起きて鳴くことが増えた(昼夜逆転)
🔵 トイレの場所を間違えるようになった
🔵 食事や水を取るタイミングがバラバラになった
🔵 壁や家具にぶつかることがある
🔵 以前より表情が乏しくなった
もし2〜3項目以上あてはまるようなら、早めに動物病院で相談するのがおすすめです。
病気による似た症状(視力・聴力の低下や関節痛など)の可能性もあるため、自己判断せず、専門家の意見を聞くことで安心できます。
「まだ大丈夫」と思っても、早い段階で気づいてあげることが何よりの愛情です。
小さなサインを見逃さず、これまでと同じように“安心できる日常”を守ってあげましょう。
初期症状を感じたらどうする?家庭でできるケアと受診の目安

「もしかして認知症かも…?」と感じても、まずは落ち着いて様子を見ましょう。
大切なのは、早めに気づき、安心できる環境を整えてあげることです🐾
犬の認知症は完治が難しい病気ですが、適切なケアによって進行をゆるやかにすることができます。
例えば
🔵 明るい時間と暗い時間をはっきりさせて生活リズムを保つ
🔵 ケガをしにくい部屋づくりをする
といった、「いつも通り」を感じられる日常を意識することがポイントです。
また、気になる行動が続く場合は、念のため動物病院に相談しておきましょう。
似たような症状が、視力や聴力の低下、甲状腺の病気など別の原因で起きていることもあります。
早めの受診が、愛犬の“これから”を守る第一歩です。
認知症の進行を防ぐための予防とフードケア

犬の認知症は、一度発症すると完治は難しいものの、毎日の食事や刺激の与え方で進行をゆるやかにできる可能性があります🐶✨
近年の研究では、DHA・EPA(オメガ3脂肪酸)やビタミンE、抗酸化成分を含む食事が、シニア犬の脳の健康維持に役立つ可能性が報告されています。
ただし、これらはあくまで「補助的なサポート」であり、すべての犬に同じ効果があるわけではありません。
フードを選ぶときは、獣医師や専門スタッフに相談しながら、愛犬の体質や持病に合ったものを選ぶのがおすすめです🍽️
他にも
🔵 知育トイやおもちゃで五感を刺激する
🔵 飼い主の声かけやスキンシップを増やす
といった“脳と心のリハビリ”も大切です。
無理に新しいことを教える必要はありません。
「今日も楽しかったね」と笑顔で過ごす時間が、何よりのケアになります。
認知症の犬と穏やかに暮らすために

認知症の症状が進んでくると、今までと違う行動が増え、飼い主さんも戸惑うことがあるかもしれません。
でもそれは、愛犬が“わざと”しているわけではなく、脳の働きが少しずつ変化しているためなんです。
大切なのは、「叱らず、寄り添う」こと。
夜鳴きやトイレの失敗があっても、「困ったね」と優しく声をかけてあげるだけで、犬は安心します。
飼い主の声や表情は、犬にとって何よりの安心材料です。
また、介護が必要になったときは、飼い主さん自身の心と体を休めることも忘れないでくださいね。
介護用ベッドや滑り止めマット、見守りカメラなどをうまく活用すれば、日常の負担を減らすことができます。
最近では、シニア犬専門のペットホテルやデイケアサービスも増えています。
私たちTHE ケネルズ東京でも、老犬ホームを通して、シニア犬が安心して過ごせる環境づくりを行っています🌿
頼れる場所を知っておくだけでも、飼い主さんの心がぐっと軽くなりますよ。
犬の時間はゆっくりと流れていくようで、実はあっという間。
だからこそ、できる限り穏やかで、心が通い合う日々を大切にしていきましょう。
「今日も一緒に過ごせてうれしいね」——そんな気持ちが、愛犬にとって一番の幸せです。
まとめ|早期発見と日々のケアで、愛犬の笑顔を守ろう

犬の認知症は、誰にでも起こりうる自然な変化のひとつです。
でも、早めに気づいてあげることで、愛犬が穏やかに過ごせる時間をぐっと増やすことができます🐶
日々のちょっとした行動を観察し、いつもと違う様子に気づいたら「年のせいかな?」で終わらせず、まずは相談を。
そして、食事やお散歩、スキンシップなど“いつもの時間”を大切にすることが、心と脳の元気を保つ何よりのケアになります。
私たちTHE ケネルズ東京でも、 ホテルや老犬ホームなど、年齢や体調に合わせたさまざまなサポートを行っています🐶🌿
もし介護が必要になっても、焦らず、無理をせず。
犬は、飼い主の優しい声や温もりを感じるだけで安心できます。
一緒に過ごせる毎日を、少しでも長く笑顔で続けていけるように——
今日からできることを、少しずつ始めていきましょう🐾🌿
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