こんにちは、THEケネルズ東京です🌸
新緑がいっそう深まる5月となり、わんちゃんとのお散歩がさらに気持ちよく感じられる季節ですね。
ぽかぽかと暖かい陽気の中を歩いていると、愛犬の楽しそうな様子につられて、こちらまで笑顔になってしまうことはありませんか?
ついつい一緒にうとうとしたくなる方もいらっしゃるかもしれません😊
ところで、皆さんはわんちゃんが寝たふりをしている姿を目撃したことはありますか?
じっと目を閉じているように見えたり、熟睡しているかのように見えるのに、実は完全には寝ていない……そんなとき、わんちゃんがいびきをかいていたら「体調が悪いのかな?」と少し心配になってしまうかもしれません。
そこで今回は、「犬が寝たふりをする理由」と「いびき」の関係について、解説したいと思います。
わんちゃんの気持ちや健康状態をより深く理解することで、愛犬との暮らしをもっと快適にできるかもしれません✨
犬が寝たふりをする主な理由

まず、寝たふりをするのには大きく分けて3つの理由が考えられます。
ひとつは「退屈や構ってほしいアピール」
飼い主さんがスマホやテレビに夢中で自分を見てくれないとき、わざと寝たふりをすることで過去に得た「寝たふりをすると声をかけてもらえる」という成功体験を思い出し、再び同じ行動を取るのです。
これは犬が学習した結果なので、呼びかけにパッと反応したり、うっすら目を開けて飼い主さんをチラチラ見ている場合は、ただ単純に「かまってほしいな~💕」と伝えているのかもしれません。
二つ目は、「ストレスや不安から“自分を消す”ため」
大きな物音や叱られた後など、犬にとって強い刺激を受けたとき、わんちゃんは存在感を薄めようとしてあえて眠るフリをすることがあります。
もし体がこわばっていたり、耳が後ろに倒れていたり、呼吸が浅くなっていたりするようなら、できるだけ落ち着ける環境をつくってあげることが大切です。
無理やり触ったり、大きな声を出したりすると余計に緊張が高まる可能性がありますので、そっとしてあげるのがベターですね。
三つ目は、本当にうとうとしている場合
犬は人よりも浅い眠りと深い眠りを繰り返すサイクルが短いと言われており、ちょっとした音にも反応しやすい特徴があります。
熟睡していれば、体が完全に脱力していたり、呼吸も安定していたりして、そのままいびきをかくこともあります。
実は本気で寝ているところを見られて、犬なりに「しまった、油断しちゃったかも!」と感じているのかもしれませんね😊
いびきの原因と注意すべきポイント

次に、わんちゃんの「いびき」についてです。
犬がいびきをかくと、「可愛い寝息だな~💕」と感じる方も少なくないと思いますが、実は健康面でのサインを見逃してしまうこともあります。
特に下記のようなポイントをチェックしてみてください。
- 短頭種の特徴
パグやフレンチ・ブルドッグ、シーズーなどは、生まれつき鼻の構造が短く、気道が狭いため、いびきをかきやすいです。これは生理的な特徴で、必ずしも病気というわけではありません。
ただし、いびきの音が急に大きくなったり、呼吸が苦しそうに見えたりする場合は要注意です。 - 肥満や加齢による影響
首周りの脂肪が増えると、気道が圧迫されやすくなります。
さらに加齢によって筋力が低下することで、若い頃は静かに寝ていたわんちゃんが、シニア期に入っていびきをかき始めるケースも。 - 健康上のトラブル
いびきが突然大きくなったり、鼻水や咳、くしゃみが長く続いたり、寝ていてもこまめに目を覚まして呼吸が途切れがち……といった状態が見られるようなら、呼吸器系やアレルギーなどの病気の可能性があります。
高齢犬や持病のある犬は特に気をつけてあげましょう。
いびきと寝たふりの関係

一見、別々の行動に見える「寝たふり」と「いびき」ですが、実はこの二つが重なり合うことがあります。
たとえば、犬がストレスを感じて寝たふりをしている際に、気道が狭まっていると浅い呼吸になりやすく、いびきをかくことがあるのです。
また、犬は飼い主さんの反応をとてもよく見ています。
もし飼い主さんが「わあ、いびきかいてる! 可愛い~💕」と大げさに反応すると、「寝たふり+いびき」でさらに注目を集められると思い、わざとそんな行動を取るようになるかもしれません。
可愛い反面、愛犬が無理をしていないかどうか、しっかり見極めることが必要です。
飼い主ができるケアと予防策

● 寝たふりへの対応
わんちゃんが寝たふりをしているとき、むやみに構ってしまうと逆効果になる場合があります。
まずは、どういう状況で寝たふりを始めたのかを見極めてみましょう。
もし「かまってほしい」という理由なら、優しく声をかけてあげたり、少し遊んであげたりするだけで満足度がぐっと上がります。
反対に、ストレスや不安が原因なら、静かな場所を整えたり、飼い主さんの声や態度を穏やかにしたりして、安心感を与えることが大切です。
● いびきの軽減方法
いびきをかくわんちゃんには、生活習慣や寝床の環境を見直すのが効果的です。
枕代わりになるようなクッションで頭を少し高くしてあげると、気道を確保しやすくなります。
寝具まわりを清潔に保ち、ほこりや花粉を減らすことも重要です。
また、短い散歩やマッサージでリラックスさせると、良質な眠りにつながるでしょう。
肥満傾向がある場合は、食事や運動を見直してあげるのも大事なポイントです。
● 獣医師に相談すべきタイミング
もし、いびきが急激に大きくなったり、呼吸が止まりかけているように見えたり、鼻水や咳が続いたりする場合は、早めに獣医師さんに相談してみてください。
また、寝たふりがやたらと頻繁で、食欲や元気が低下している場合も体調不良を訴えているサインかもしれません。
わんちゃんは言葉で「つらいよ~」と伝えられないので、日頃の様子をしっかり観察してあげることが大事ですね。
まとめ
わんちゃんの寝たふりは可愛らしく見える一方で、退屈しのぎのアピールやストレスから身を守るための行動である可能性があります。
また、いびきについても「癒やされる~💕」と思う反面、犬種や体型、体調によっては深刻な問題のサインであるケースもあるんです。
愛犬の行動が「いつもと違う」と感じたり、「このいびきは大丈夫かな?」と気になったりしたら、まずは生活環境やスキンシップの方法を見直してみましょう。
もし不安な点があれば、獣医師さんに早めに相談するのがおすすめです。
THEケネルズ東京では、わんちゃんをお預かりするときにも、その子がリラックスして過ごせるよう体調面や行動の変化に細心の注意を払っています。
これからお出かけや旅行が増える時期、ぜひ安心してお任せくださいね。
愛犬と過ごす毎日が、よりいっそう楽しく快適になりますように✨
ペットホテルの詳細はこちらからご確認ください⬇️
https://the-kennels.tokyo/pethotel.html